2017 Bathhouse Review : 極楽湯和光店 for スパ銭.com
本記事は、2017年にWebメディア『スパ銭.com』のウェブサイト上に掲載されたレビュー記事を、アーカイブとして再掲載したものです。掲載内容は公開当時のものであり、内容などは現在と異なる場合があります。
埼玉県和光市。東京なのか埼玉なのか絶妙にアイデンティティが揺らぐ国境の街に、地元民から絶大な支持を得ている温泉がある。それが2004年創業の老舗、「極楽湯 和光店」だ。
2017年現在で創業13年目。最近流行りのやたらスタイリッシュなデザイナーズ温泉とは一線を画す、圧倒的な「実家感」と安心感がここにはある。練馬・板橋・和光エリアで風呂を語るなら、ここは絶対に外せない大本命だ。
ここの最大の特徴は、なんと言っても「黒いお湯」。 一瞬「これ、コーヒーかな?」と思うくらい見事な漆黒っぷりなのだが、いざ浸かってみるとこれが凄まじく良い。肌あたりがなめらかで、日々の仕事でバキバキになった体にしみじみと染み渡る。湯上がりの肌もしっとりして、自分の肌ながら「おっ、いいじゃん」と思ってしまうレベルだ。
ただ、一つだけ難点(?)を挙げるなら、地元から愛されすぎていて、いつもちょいと混んでいること。 夕方以降に行くと「和光市の人口、全員ここに集まったのかな?」というくらい賑わっている。ネットのレビューで「混みすぎ」と愚痴る人の気持ちも分からなくはないが、裏を返せばそれだけハズレがないという証拠だ。見知らぬおじさんたちと肩を並べて黒い湯に浸かっていると、なんだか妙な連帯感すら湧いてくる。
老舗ならではの安定感、最高の黒湯、そしてちょっと賑やかな地元の空気。これらが絶妙にブレンドされた和光店は、ひとときの現実逃避にぴったりな素晴らしい名湯だった。
極楽湯 和光店
埼玉県和光市白子1-7-6
平日:9:00~26:00(最終受付 25:20)
土日祝:7:00~26:00(最終受付 25:20)